メジロという野鳥を知っていますか?
都会でも見る事の出来る、スズメよりも小さな小鳥で、目の周りが白い特徴を持っている鳥です。
今まで意識して観察した事がない方でも、一度は鳴き声やその可愛らしい姿を見た事があるのではないでしょうか。
今回は、そんなメジロの子育ての時期(雛が生まれる時期)と習性などを詳しくご紹介します。
メジロの習性
メジロは日本各地で観察出来るとても小さい野鳥です。
密猟が続いてしまったため、今では捕獲、飼育が禁止となっているとても貴重な小鳥です。
メジロの食性は雑食ですが、雛を育てている時期は力を付ける為に昆虫をメインに食べます。
しかし、大好物は梅の花の蜜。
甘い物が大好きなメジロは砂糖水も好むくらい甘党なのです。
梅の時期には、梅の木にとまっている事を良く見かける事が出来るでしょう。
メジロの雛が生まれる時期
メジロが子育てをして雛が産まれる時期は、2月を過ぎて、3月下旬から5月下旬くらが一般的です。
少し暖かく、過ごしやすくなってからですね。
そして、親鳥が卵を産み、雛が産まれて巣立つまで約14日程という超高速スピードです。
とても人間では考えられませんが、メジロは寿命が、野生の場合は約3~4年と、とても短いため成長スピードも速いのです。
飼育下だと約7~8年で最高寿命10年です。
親鳥は子育て中、多くの天敵から雛を守ります。
身体がとても小さいため、他の雛鳥よりも狙われやすいのです。
そして、産まれたての雛はメジロの特徴である目はまだ白くないのですが、産まれて10日もしないうちに全身の毛が生え揃って鳥らしくなります。
巣立った後もすぐには目の周りは白くならず、もう少し成長して大人になると美しい白が加わるのです。
家の庭にめじろが巣をつくって雛が生まれた!小指くらいの小ささ pic.twitter.com/KfO8zQd5Oo
— keito (@mumu0keito) 2016年5月24日
まとめ
メジロの雛はなかなか観察出来ませんが、もし巣を見つけたら親鳥の子育てを見守ってあげましょう。
あっという間に雛は成長して、巣立ってしまう事でしょう。