メジロという鳥をご存知ですか?
都心ではなかなか見る機会が少ないメジロですが、その姿はとても可愛らしいものです。
野生のメジロは、基本的に捕獲が禁止とされていますが、もし雛を保護するようなことがあった場合、専門家に連絡して預けるまでの間に、保護した自分がその小さな命を繋がなくてはならないという使命があります。
短時間であったとしても、しっかりお世話をしてあげたいと思うはずですが、いざそうなった時に、メジロの雛の餌や水の量などを知っておく必要があります。
そこで今回は、そんな緊急時にぜひチェックして頂きたい、メジロの雛の餌や水の量について詳しくご紹介致します!
メジロの雛に与える餌や水の量は?
まず、雛の種類によって対処法が変わります。
雛は、「産まれたて」「毛が生えてきた頃」の2種類に分けられます。
保護した雛はどちらでしょうか?
産まれたて
産まれたて、丸裸の状態で羽管が割れており、羽が生えてきそうな状態の雛であれば、まずは、栄養補給をしましょう。
自治体などに連絡をする前にその雛はお腹が減って、腹ぺこのまま放っておく事はとても危険です。
与える物は、以下にご紹介する物ですぐに用意出来る物を与えましょう。
液体の方が与えやすいです。
- ポカリスエットなどの栄養ドリンク
- 小児リポビタンDの50%液
- 豆乳
- 人間の乳幼児の育児用粉乳
- 砂糖やハチミツをお湯に溶かしたもの
- ブドウ糖
- 生理食塩
- 水新鮮な水
飲ませる物を、少し熱めに温めてスポイトや箸の先端につけて、閉じているクチバシの入り口に1滴付けましょう。
それだけで充分ですので、1滴ずつゆっくりと与えましょう。
栄養を与えたら、体温が奪われている事が多いため出来るだけ早く保温してあげましょう。
毛が生えてきた頃
見た目で毛が生え揃っている、一部分だけまだ生えていないなどという雛の場合は、栄養補給をしてください。
産まれたての雛と同様に、保護されるまでに何も食べていない!という事があります。
与える物は、以下にご紹介する物ですぐに用意出来る物を与えましょう。
液体の方が与えやすいです。
- ポカリスエットなどの栄養ドリンク
- 小児リポビタンDの50%液
- 豆乳
- 人間の乳幼児の育児用粉乳
- 砂糖やハチミツをお湯に溶かしたもの
- ブドウ糖
- 生理食塩水
- 新鮮な水
1~2滴をスポイトや割り箸の先端に付けて、クチバシに持っていきましょう。
口の中に直接入れるのではなく、先端に付けてあげるだけで良いです。
衰弱が激しい時は、雛の種類に関わらず補液だけを与えて、少し元気になったら餌を与えましょう。
しかし、与え過ぎても下痢をしたりとかえって回復に時間がかかってしまうため、様子を見ながら与えて下さい。
- 昆虫
- ミルワーム
- すり餌
- ゆで卵の白身
- 鳥のささみ
- 犬用ドックフード(柔らかくふやかして)
などを与えましょう。
まとめ
いずれにしても緊急時にはまず、補液を与えて様子を見ましょう。
そして、身体を温めてあげて下さい。
その間に自治体に連絡を取り、保護してもらいましょう。