春から夏にかけて姿をよく見る鳥は、冬の季節にはどこにいるのでしょうか。
渡り鳥であれば、寒さが近づくにつれ、暖かい南へ移動を開始しますが、渡りをおこなわないメジロなど留鳥は、大きな移動はおこないません。
彼らは冬の季節どのように過ごしているのでしょうか。
今回は、メジロという鳥の冬の暮らしについてご紹介します。
季節の変化に対応
春の訪れと共に繁殖行動など活発な動きをみせるメジロですが、産卵や育雛が終わった寒い冬の季節、彼らはどこにいるのでしょうか。
また、春や夏は好物である花の蜜や果汁を食べて生活しますが、花や果実のない冬には何を食べているのでしょうか。
ここからは、それぞれの対応について見ていきましょう。
山地から低地へ移動
非繁殖期のメジロは山地から低地・平地へと移動するのが一般的です。
このため、街中の公園や雑木林などで姿を見ることができます。
このときのメジロは群れで行動し、シジュウカラなどカラ類と混成した集団を作るケースもあります。
特に眠るときは木枝でまとまって眠る習性があり、「目白押し」の由来となるくらい身を寄せ合います。
変わる食生活
メジロは雑食性で基本的には何でも食べますが、花の蜜や果汁が大好きです。
このため、春や夏は梅の花などに止まり蜜を摂取します。
繁殖期の育雛時、昆虫を捕食しますがメインは蜜や果汁です。
冬の季節では、花や果実が少ないため、食生活を適応させ昆虫などを捕食して生活をおくります。
メジロはウグイスなど他の鳥とくらべて、警戒心が低い鳥です。
このため家の周りやエサ台に果物を置いておくと、メジロがついばみに来る姿を見ることができます。
冬の間だけ、たまーにおすそ分けしてるミカンにメジロがやってきます
かわいいんだけど、梅が咲き出したらおすそ分けは終了しないとね#野鳥 #メジロ #japanesewhiteeye https://t.co/d9JE0Za2ou pic.twitter.com/7ofcrc8ic6— jasmine shimizu (@jasmineSMZ) 2017年2月19日
まとめ
今回は、メジロという鳥の冬の暮らしについて紹介しました。
色鮮やかな春・夏の季節に映えるイメージがありますが、冬景色にたたずむメジロの姿も情感あふれるものがあります。
大好物の甘い果物を用意しておくと、身近で姿を見られるチャンスといえますね。