黄緑色の鮮やかな身体と眼の周りの白いアイリングを持つ鳥がメジロです。
日本中にいて森林や街中で目にすることができます。
美しい鳴き声を持つことから、昔から飼われ鳴き声を楽しむ慣習もありました。
ここでは、身近にいる鳥、メジロの生態と飼育についてご紹介します。
身近ながらも飼育は禁止
冬の季節に街中で見かけると思えば、春の訪れと共に梅の側身を寄せる。
年間を通して近くにいるメジロはどのような生態や暮らしぶりをしているのでしょうか。
また、かつては飼うことができていましたが、現在飼育することは禁止されています。
「でも、飼っている人いますよね」という疑問を持たれる方もいるでしょう。
ここからは、生態や暮らしぶりと飼育の決まり事を見ていきましょう。
メジロの飼育
以前は野生のメジロを捕まえて飼育することが可能でした。
「鳴き合わせ会」が有名で、鳴き声を楽しむ大会もおこなわれています。
しかしながら、違法な捕獲などが横行したことにより、現在は鳥獣保護法により、飼育することは禁じられています。
現在飼われているメジロは、法律の施行前に飼われていた鳥か中国から輸入されたヒメメジロです。
メジロの生態
体長は11cm~12cmほどの小さな鳥です。
顔と胸、背中は緑または黄緑色で、腹部は淡い灰色です。
目元には名前の由来となっている白い輪模様があります。
雑食性で基本手には何でも食べますが、夏場は花の蜜や果汁を好んで食べます。
夫婦仲睦まじいことで知られ、エサをとるときも一緒の姿を目にすることができます。
メジロのような小さな鳥にとって、猛禽類やカラスなどが天敵です。
そのため、ほかの種類の小鳥たちと集団を作り、協力して警戒にあたり身を守ります。
まとめ
ここまで、メジロの生態と飼育について紹介しました。
残念なことに自然にいるメジロを、かつてのように飼育することはできません。
大会などは継続されていますが、輸入で国内に持ち込まれた種類です。
それぞれのメジロに罪はありませんが、外来種との交配は生態系にも影響を与えます。
飼育される方のモラルが問われる問題ですね。