重低音のように響く鳴き声やメロディーのように軽やかに感じる声など、鳥の鳴き方はさまざまなですね。
鳴き交わしている姿は、楽しそうに見えるのと同時に何を話しているのかなと思ってしまいます。
鳥の鳴き声には大きく分けて2つの意味があります。
メジロも同じように2つの意味を持つ鳴き声があります。
ここではその種類と意味について見ていきましょう。
春から聞こえるメジロの声
鳴き声には「地鳴き」と「さえずり」2つ種類があります。
ハナスイと呼ばれるほど花の蜜や好きなメジロは、春の訪れと共に梅の花に群れで集まり鳴き声を交わし合います。
また、夫婦の仲はとても親密で、寄り添った状態で鳴き合う姿はとても微笑ましいものです。
ここからは、それぞれの意味についてご紹介します。
メジロの地鳴き
仲間とのコミュニケーションや警戒のために発するのが地鳴きです。
メジロの地鳴きは「チー、チー」という音で、オスやメスなどの性別や年齢、季節に関係なく発せられます。
メジロは群れで行動することが多く、エサをとっているときや木枝に集団で止まっているときに聞こえます。
メジロのさえずり
さえずりはオスが発する鳴き声です。
自分のテリトリー、縄張りを主張するためや、メスへの求愛行動として鳴く場合もあります。
メジロには「ピーチュルチー」や「キュルキュル」などのさえずり鳴きがあります。
ウグイスなどでは、テリトリー内の安全性をメスに伝える意味をもっているため、メジロにおいても同じような役割を担っている可能性もあります。
まとめ
ここまで、メジロの鳴き声の種類と意味について見てきました。
種類には「地鳴き」と「さえずり」があり、それぞれに意味がありましたね。
鳴き声は鳥たちにとって、大切なコミュニケーションのツールです。
このことを活用して、鳥たちを近くに呼び寄せることも可能です。
とくに警戒心の低いメジロでは、口笛を上手く吹くことで、群れを呼び寄せることができます。