「メジロとウグイスの違いについて」というタイトルを見て不思議に感じる方も多いでしょう。
明らかに違うでしょと思う方もいると思いますが、けっこう間違って認識されてる方も多いようです。
「ああ、ホーホケキョと鳴いている黄緑色の鳥でしょ」と思った方は間違っています。
ここでは、メジロとウグイスの違いについて見ていきましょう。
メジロとウグイス
春を感じさせるという点では、メジロとウグイスは共通していますね。
梅の花に止まる鮮やかな色合いのメジロは華やかさを感じさせますし、ウグイスはあの有名な鳴き声です。
良くこの両者は間違えられるのですが、勘違いという要素もあるようです。
ここからは、それぞれの特徴を紹介します。
メジロ
スズメ目メジロ科に属している体長11cmほどの鳥です。
特徴はきれいな黄緑色の身体と名前の由来となっている、目の周りの白い輪模様です。
雑食性で基本的には何でも食べますが、花の蜜や果汁を好みます。
かなりの甘党らしく、家先にフルーツのカットを置いておくと寄ってくるそうです。
鳴き声は、「チーチー」や「キュルキュル」などの声を発します。
自然の中での平均的な寿命は、3年~4年が一般的です。
ウグイス
スズメ目メジロ科に属している体長15cmほどの鳥です。
鮮やかな体色というよりは、目立たない灰茶色をした落ち着いた色合いです。
コマドリやオオルリとともに三鳴鳥と呼ばれる美しい鳴き声が特徴です。
メジロと同じく雑食性で昆虫を好んで捕食しますが、花の蜜や果汁はほとんど摂取しません。
鳴き声は「ホーホケキョ」以外には「チャッチャッ」という鳴き方が知られています。
野生での寿命は8年前後です。
まとめ
ここまで、メジロとウグイスの違いについて見てきました。
それぞれ違いがあるのに間違えられるのは、繁殖などの行動する時期が重なることが考えられます。
用心深いウグイスが姿を見せずに鳴く時期に、メジロが人前に姿をあらわします。
このことにより、ウグイスの鳴き声とメジロの黄緑色の身体が結びつくことになります。