住宅が集中する所で野鳥を見かけることがありますよね。

メジロも住宅街にやってくる野鳥の一つです。

では、様々なビルが乱立し、住宅がひしめき合っている東京ではどうでしょう。

メジロ 東京 野鳥

メジロは東京でも生きる野鳥

メジロの生息域は日本や中国を含んだ東アジアと、タイなどを含んだ東南アジアです。

季節ごとに長距離移動をする渡り鳥ではない留鳥(りゅうちょう)、あるいは漂鳥(ひょうちょう)と言われています。

留鳥は年中通しで同じ場所に生息する鳥で、漂鳥はある時期は山地で過ごし、ある時期では低地で過ごすという鳥です。

日本では西南日本に多くいますが、東京都内でもその姿を見ることができます。

東京都内で目撃数の多いメジロ

基本的に日本のメジロは、春から夏にかけて山地で過ごし、秋から初春にかけては低地で過ごします。

そのため、人里で見かけることが多いのは秋から初春の寒い時期です。

庭にミカン、柿、リンゴ、ツバキ、桜、梅などの果実をつける木や、花が咲く木、その他の広葉樹があるなら、尚のこと見られる確率が上がるでしょう。

東京都内の広葉樹がある公園にもよく来ます。

雛を育てる春から夏の時期は山地や森の中で巣を作って過ごすのですが、近頃では住宅街の木の中に巣作りをする個体も増えているようです。

梅や桜が咲くと、その蜜を食べに来るので、花見をしながらメジロを探すのも楽しいのではないでしょうか。

スポンサードリンク

東京でバードウォッチング

東京には、メジロを含めた野鳥を観察するために作られた公園がいくつかあります。

東京港野鳥公園、葛西臨海公園鳥類園は正にうってつけなスポットでしょう。

観察するための設備や施設が整えられています。

ただ、東京港野鳥公園は300円の入園料がかかります。

小学生以下は無料です。

史跡や天然記念物が集中した国立科学博物館付属自然教育園は管理されているとは言え、自然体を重要視されているので野鳥も多く飛来します。

こちらも310円の入園料がかかりますが、高校生以下は無料です。

この二つの公園は入園時間や休園日などがあるので、事前にチェックした方が良いでしょう。

石神井公園と等々力渓谷公園は都内の中心部にありながらも美しい自然が楽しめる公園です。

木々が惜しげもなく茂っているので、観察だけでなく、森林浴も楽しめます。

まとめ

個人的には等々力渓谷公園がお勧めです。

暑い時期でも、すぐ側を流れる川のお陰で爽やかな清涼感があり、木々は日除けにもなります。

BGMには野鳥の声もあり、長い公園内をバードウォッチングもかねて散策するには絶好と言えます。

もちろん、他のスポットでも様々な楽しみ方ができることでしょう。

メジロがお目当てなら春から夏の時期が高確率なのでお勧めです。

スポンサードリンク