メジロという小さな鳥を知っていますか?
都心ではハトやカラスのように簡単に見かけることはできませんが、実はそこらじゅうに生息しており、日本でも各地で見かけることができるのです。
そんなメジロの雛は、もっと見かけることができないのですが、メジロの雛はどのように巣立っていくのでしょうか?
その過程を親鳥の行動とともにご紹介します!
そして、もし街中で雛を見かけた場合の私たちの行動についてもご紹介します。
親鳥は雛が完全に巣立つまで見守る
雛の巣立ちと聞くと、親鳥はどんな対応をするのか気になりますよね。
地球上には様々な動物が存在しますが、中には子供が巣立つ前に育児放棄したり、突き落としたりと、人間では考えられないような行動を取る親もいます。
しかしメジロの場合は、雛がしっかり飛べるようになるまで見守ります。
雛は成長していざ外の世界に飛び立つという時に、一度では遠くまで飛べるようにはなりません。
何度も何度も飛ぶ練習をしては親鳥に巣へと連れ戻されます。
しかし、外の世界にはカラスやトンビ、蛇など雛を狙う敵がたくさん存在し、親鳥はその天敵からも雛を守らなければなりません。
残念ながら狙われてしまう雛鳥も多くいますが、それは仕方がないことなのです。
しっかりと雛自身で飛べるようになるまで、親鳥は付き添います。
飛べるようになる期間は個体によって様々ですが、早くて1週間、それ以上の日数がかかる雛もいます。
そしてその間にも親鳥はやることがあります。
雛は飛ぶ練習だけでなく、餌の取り方やその他生き方について学んでいきます。
巣立ち前の雛、巣立ち後の雛に出会ったら
完全に巣立つまでの雛は親鳥に世話をしてもらいますが、その後はもちろん一人前のメジロとして単体で行動します。
しかし見かけはまだ雛の状態で、メジロの特徴である目がまだ白くありません。
もし雛を見つけた場合は、巣立ち前なのか巣立ち後なのかを見極めて、もし巣立ち前の雛で、近くに親鳥の気配がしない時は近くの巣に戻したり、もしくは専門家に連絡をしましょう。
巣立ち後でもまだ親鳥と一緒にいる場合もあります。
雛を見つけた時には、すぐに拾わず状況を見極めてから行動しましょう。
まとめ
メジロの雛に出会ったら、その雛の状況を見てから救出しましょう。
人間が誤って救出し、親鳥と離してしまう事もあります。
もしわからない場合は、専門家に連絡をする事が一番です!!