陽射しの良い公園や街中を元気に飛び待っている鳥たちを、目にすることはよくありますね。
同じように、日中綺麗な鳴き声を耳することもあります。
メジロについても同様に、朝から夕方にかけては姿や鳴き声を見聞しますが、夜になると姿は見えなくなります。
彼らは夜どこへ行き寝るのでしょうか。
今回は、「メジロは夜どこで寝る?」をテーマに見ていきましょう。
集団で寝る習性
メジロは鳥の中でも群れで行動する社交性をもつタイプです。
警戒心が強く人前には姿を見せないウグイスとは異なり、花の蜜を吸う姿や夫婦(ツガイ)で寄り添う姿を目撃することができます。
また、森林や公園などで慣れた人がおこなう口笛につられて、集団で姿を見せるほど、群れで動くことを基本としています。
別種の小型の鳥と集団を作り、カラスや猛禽類などの天敵を警戒することでも知られ、このような特徴を持つメジロは、夜寝るときも仲間と群れを作り眠ります。
繁殖は巣で生活
巣に帰ると表現しますが、集団を基本とするメジロも繁殖期には巣を作り子育てをおこないます。
春から始まりをみせる繁殖期では、オスとメスはツガイとなり巣を作り産卵、抱卵期間へとなるため夜寝る場所は巣ということになりますね。
目白押しの由来
非繁殖期は群れで行動するのが一般的で、シジュウカラなどのカラ類と混成した集団を作ることも珍しくはありません。
寝るときは森林や雑木林などの木枝に止まりひとかたまりの群れとなって眠ります。
このとき、つぎつぎと群れの中心に入り込もうとするメジロの姿を見ることができます。
慣用句に「目白押し」という言葉がありますが、これは物事や多く混み合っている様をあらわしますが、この言葉は集団で身を寄せ合っているメジロの姿から取られました。
まとめ
メジロは夜どこで寝るをテーマにみてきました。
集団で寝るメジロの様子から日常使われる言葉が生れるなど、生活に関連する面白さがありました。
小さな鳥が群れで寝るなど集団で行動することは、大きな外敵に対し生き残るための知恵ですね。