4月頃から全国で観測されるメジロを皆さんはご存知でしょうか。
日本に古くから生息している鳥ですが、その生態や繁殖の時期はあまり知られていないかもしれません。
しかしその実態は、身近で春を告げる鳥としても有名なのです。
和歌山県や大分県では県鳥として指定されているメジロの繁殖時期についてまとめていきたいと思います。
メジロの主な分布場所
分布としては日本だけでなく、台湾やインドネシア北部、中国中南部、朝鮮南部などと多岐に渡り分布しているメジロは地域では季節による移動をすることなく、一年中一定の地域に住む鳥、留鳥として生殖、繁殖をしています。
しかし、同じ鳥が同じ場所にいるというわけではありません。
繁殖した鳥が他へ移動した後、別の場所で繁殖した鳥が飛んできて住み着く、という可能性もあります。
日本には多数いる鳥の中の一種が、このメジロになります。
ですが、日本では全国に分布しており、冬季になると北部の地域や、山の上といった少し寒い地域から離れ、暖かいとされる温暖地に移動しているようです。
主な生息、繁殖場所は平地や低い山々の常緑広葉樹林ではありますが、たまに住宅地に生えているカンヒザクラ、ガジュマルといった樹木にも繁殖していることがあります。
繁殖の時期
基本的に群れで行動しているメジロは、繁殖期であってもそれは変わりません。
繁殖期である5月~7月は、番での行動をしています。
「チー、チー」といった鳴き声を交わしながら、お互いに花から花へと飛び回っている姿を見かけることが多いのが、この時期です。
メジロが産卵する数は4個~5個といわれ、1日に1個のペースで産卵をします。
しかしながら、メジロの繁殖に関する調査や、研究というのはほとんどされていないことから、メジロの繁殖はまだまだ謎に包まれています。
まとめ
メジロという鳥は、日本でよく見かけていても、その生態や繁殖は未知数な部分があるといえるのではないでしょうか。
自然の中で、精一杯生きているメジロの生態を、これから観察していくのもいいかもしれません。
新たな発見が見つかるのではないかと思います。